こんな場面、ありませんか?
→公園で、子供が転んでケガをした
→自宅で、あやまって切ってしまった
→病院で、患者さんのキズを発見した
医師に直ぐ診てもらうことができない場合、個人で対応するしかないですよね。
このページでは、外傷時の初期対応について紹介していきます。
(目次)
・重症感、ありますか?
・貼ったガーゼ、どうですか?
・一度は、医師に診てもらう
・このテーマを取り上げた本当の理由
🌱 重症感、ありますか?
重症感のあるキズって、どんなキズでしょうか?
パックリと切れたキズは、縫合が必要なため、医療機関を受診しましょう。
また、小さいキズでも、血が止まらない場合、医療機関を受診しましょう。
それ以外は、大概問題ないと思います。
重症感が低いと思われる際、キズをぬるい水で洗浄して、ガーゼを貼って様子見しましょう。
🌱貼ったガーゼ、どうですか?
ガーゼから嫌な臭い・多くの滲出液がある場合には、洗浄する回数を増やし、抗生剤入り軟膏を塗りましょう。
ガーゼに出血や滲出液が多い場合、ガーゼでしっかりと圧迫固定しましょう。
ガーゼに出血や滲出液が少量の場合には、軽めのガーゼで圧迫固定で問題ないです。
ガーゼが綺麗な場合、完全に乾くまではODT (貼付剤) で保護しましょう。
ここでいう貼付剤とは、デュオアクティブや医療用フィルムのことです。
🌱一度は、医師に診てもらう
「わざわざ医者にかかるのが面倒」という声が聞こえてきそうですが、専門医のチェックは受けた方がよいです。
形成外科・皮膚科・外科であれば問題ないと思われます。
その他、信頼のおける先生であればOKです。
🌱 このテーマを取り上げた本当の理由
実は、病院や施設で問題となっている、キズや褥瘡。医師であったとしても、ケガを ”しっかり診る” ことは容易ではありません。
当直時間帯、実際にキズを診るのは、ナースや看護助手です。そんな方々に向けて書きました。
もし、読んでくれている方がいれば、ガーゼを貼って観察する方法を利用してみてくださいね。