病気と治療:ソバカス

ソバカスとは?
遺伝的な要因で発生した細かい茶色の斑点のことを言います。
 
特徴は?
5~6歳の幼児期から出現し、成長と共に増え、思春期に濃くなるケースが多いです。それ以降はだんだん薄くなりますが、個人差があります。顔の鼻から頬のまわりを中心に細かい薄茶色の斑点が散らばるように発生します。顔の他にも、背中、胸元、肩、腕、手など、紫外線にあたりやすい場所に現れることがあります。春から夏は目立ち、秋から冬にかけて薄くなる傾向になります。メラノサイトの数は変わらないのですが、日光照射などでメラニンが増えるメカニズムです。
 
治療は?
ソバカスは遺伝が主な原因であるため、完全に防ぐことは難しいです。日光照射を控えること(遮光を徹底すること)が基本となります。美白効果のある薬剤・化粧品の外用・トラネキサム酸内服マッサージピールイオン導入・フォトレーザーなどが有効です。