この記事を編集した医師 : 保坂宗孝 | 最新アップデート 2023年7月29日
ホクロ(日光黒子)って何だろう?
幼児期より全身どこにでも生じる、直径数mmまでの黒色の皮膚腫瘍のことを言います。
良性が殆どですが、中には注意するべきものも存在します。心配な方は、
顕微鏡で見ると…
黒子の実態は、異常ケラチノサイトの蓄積と停滞とされています。多くの場合、病変は基底層にまで達しています。
治療のイメージ
“異常ケラチノサイトの破壊または切除” がポイント。
治療法は大きく2つ、炭酸ガスレーザーまたは切除法。
以下では、それぞれの治療法について解説していきます。
施術による主な副作用
炭酸ガスレーザー:炎症後色素沈着、再発
切除法:創部離開
施術後の注意点
施術を受けていただいた方向けです。術後のケアはとても大切です、よく読んでください。
再診について
原則、術後1-2週間後に再診となります。
再発について
再発する可能性はゼロではないです。1カ月以内の再発では、再診料のみで施術を致します。それ以外では、診察の上で判断します。
小さいほくろの対処法
直径1mmのほくろでは、くり抜き法で最もキレイに治ります。
くり抜き法とは、デルマパンチ(直径1mmの穴あけパンチ)で腫瘍を切除する方法です。