あなたの下マブタは、モッコリしていて、キワが不明瞭になっていませんか?
何となく放置していた方、最近になって眼痛・流涙・眼脂などの眼症状に悩まされて始めていませんか??
眼瞼内反症は、生活に直結する病であるため、ここで紹介させていただきます。
<目次>
・内反した状態とは?
・下眼瞼の構造
・原因は色々
・治療法は?
・まとめ
・Q/A
● 内反した状態とは?
“内反” とは、本来あるべき位置よりも(内側に)入り込んでいることを指します。
つまり、下眼瞼が内反していると、皮膚・睫毛が、瞼の中へ吸い込まれている様にみえるのです。
● 下眼瞼の構造
まずは、本来あるべき位置を把握することがポイント。下眼瞼の構造を学んでいきましょう。
皮膚の下には、皮下脂肪・眼輪筋・瞼板・下眼瞼牽引筋腱膜 (LER)・靱帯が存在します。
下眼瞼皮下にはLER穿通枝が入り込んで、表面の緊張が保たれています。
そして、瞼板は、吊り橋のように周りの構造物に引っ張られ、一定の位置に収まっています。
垂直方向は下眼瞼牽引筋腱膜 (LER)、水平方向は眼輪筋・靱帯に引っ張られることにより、深部の緊張が保たれています。
● 原因は色々
先天的なもの・後天的なものに分類されます。
先天的なものは、LER穿通枝が弱いことが主因。
いわゆる、睫毛内反です。
後天的なものは、加齢によってLER・眼輪筋・靭帯が弱まることが原因。いわゆる、眼瞼内反です。
その他の要因としては、事故などによる外傷・甲状腺に疾患などが考えられます。
● 治療法は?
睫毛内反では、埋没法(軽症)とHoz法(中等症以上)に分かれます。
眼瞼内反では、LER後層のダッキング・LER前層の前転固定・眼輪筋の短縮をメインに行います。
必要であれば、皮膚も切除します。
● まとめ
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
目元の手術は、印象変化が大きいものとなります。上マブタとのバランスを考えて、治療法を考えることが大切だと思っています。
● Q/A