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美容外科って、何が特殊?

「美容外科は、特殊だよねー」

これは、よく言われます。


美容外科の大半は、クリニックという括りに入ります。

しかし、美容クリニックが、一般のクリニックと一線を画すのは、何処でしょうか??


美容外科の特殊性について、私見を解説してみようと思います。


<目次>

・病気を扱う訳では無い

・見た目の外科というイメージ

・”心の悩み”も扱う

・最後に


● 病気を扱う訳では無い


一般のクリニックでは、主に、病気を扱います。

例えば、形成外科では、粉瘤・巻き爪・潰瘍・床ずれなど。

皮膚科では、アレルギー・乾癬・ニキビなどなどです。


美容外科では、皮膚・脂肪・骨を扱うものの、病気を扱う訳ではないのです。


当然ですが、治療は、健康保険適応外となります。



● 見た目の外科というイメージ


見た目については、ヒトによって、捉え方が様々です。


一般的にコンプレックスとされる状態であっても、気になる人もいれば、全く気にならない人もいます。


例えば、鼻の高さ。

鼻筋の通っているヒトが、「もう少し高さが欲しい」と訴えているとします。

鼻筋の無いヒトからすれば、「いや、もう十分でしょ」と言われてしまうでしょう。


他にも、同じような例が多々あると思います。


美容外科では、気になる方を対象として、外科的に解決しようとします。


例えば…..

鼻の高さに悩んでいる場合、ヒアルロン酸注入・プロテーゼ挿入。

バストのボリュームに悩んでいる場合、マンマバック挿入・脂肪注入。

老化に悩んでいる場合、ヒアルロン酸注入・脂肪注入・糸リフト・フェイスリフトなどなど。


しっかりした変化を出せる、これが美容外科の強みです。



● “心の悩み”も扱う


実際、見た目の外科に来院されるということは、悩みも深いです。

見た目で悩み続けた結果、向精神薬を飲んでいる方も多数です。

精神外科とも言われる所以でしょう。


このため、患者さんの生活環境や家庭環境などの背景も考えて、1人ずつ診療する必要があります。



● 最後に


美容外科は、派手なイメージをお持ちではないでしょうか?

でも、前述のように、実はセンシティブな分野なんです。


精神の薬に頼って欲しくない。そんな思いから、気になる見た目の悩みがあれば、気軽に相談できる美容外科医でありたいと思っています。


保険では賄えきれない、見た目の悩みは、私まで相談してくださいね!