「ケガをしてキズを作ってしまった…」
「腕や顔にヤケドを負ってしまった…」
最初は、不安や焦りを持つことが普通です。
しかし、一旦キズの状態が落ち着いてしまうと、キズのことばかり考えていられないのが現実ではないでしょうか?
醜いキズアトで悩みたくないですよね。
この記事では、ある少年のストーリーを取り上げ、最低限のキズアトケアについて考えてみようと思います。
とある少年のキズストーリー
さて、キズアトは3つに種別できるのですが、知ってますか?
キズアト3種類を解説
キズアトは、色の違いにより白・黒・赤で種別できます(図2)。
⚪️白っぽいキズアト
正常なメラノサイトが存在する皮膚が再生されず、つまり線維に置き換わると、メラニン色素が少ないため、キズは白っぽく見えます。
⚫️黒っぽいキズアト
長引く炎症や紫外線によりメラノサイトが活性化されると、メラニン色素が過剰に作られ、キズは黒っぽく見えます。
🔴赤っぽいキズアト
キズの治りが悪い、つまり炎症が長引くと、キズは赤っぽく見えます。また、多くの場合、線維細胞が過剰に産生され、盛り上がってみえます。
ここで、とある少年のキズアトを振り返ってみましょう。
とある少年のキズアトを振り返る
①は、白っぽい、幅のあるキズアト
②は、目立たないキズアト
です。
①は、ケガした際に汚染あり、縫合も丁寧に縫う余裕がありませんでした。
このため、メラノサイトへのダメージが大きく、白っぽいキズになったと思われます。
一方、
②は、ケガした際の汚染が軽く、丁寧に縫い合わせることができました。
このため、メラノサイトへのダメージは少なく、目立たないキズになったと思われます。
最後に本題。
少年のキズストーリーを受けて、最低限のキズアトケアについて考えてみたいと思います。
キレイなキズアトを作るためのポイント4つ
A.痛いけど、キズをキレイに洗い、キレイを保つこと
B.キズをキレイに縫合してもらうこと(医師)
C.縫合後、乾くまではキズをキレイに保つこと(湿潤環境)
D.乾いたら、日焼け止め、テープ保護すること(紫外線避け)