資料:トラネキサム酸

トラネキサム酸
トラネキサム酸の効果は?
トラネキサム酸は、肝斑、ソバカス、炎症後色素沈着などのシミ治療に使われています。
炎症やメラノサイトに対する刺激を抑えてくれます。
シミを薄くし、皮膚を明るくする効果があります。
作用機序
①メラノサイト活性化因子であるプラスミン(PL)、プロスタグランジン(PG) をブロックすること
②チロシナーゼをブロックすること 
トラネキサム酸の働き
副作用
痒み、発疹、食欲不振、吐気、嘔吐、胸焼け
禁忌
次の既往がある方。凝固異常症、深部静脈血栓症、うっ血性心不全、脳卒中、けいれん、重度腎不全
 
実際の投与について
1日500mg〜1500mg と幅をもって用います。
ビタミンC 600mg・ハイドロキノン軟膏・トレチノイン軟膏を併用すると、さらに効果的です。
内服投与期間については8週間を目安とするべき、それ以上については副作用・効果について不明となっています。