全身の皮膚に出現する、膨らみ。
臨床的に多く認めるのは、粉瘤と脂肪腫。
治療の上では、 “どちらの腫瘍か” を見極めることが大切となります。
あなたも、”違いを知っていること” が重要なのです。
<目次>
・ 触った時の違い
・見た目の違い
・ 切って取り出せば、明確!
🌱 触った時の違い (図1)
粉瘤は、皮膚をグッとつまむと、特有の臭いを感じることが多いです。
一方、脂肪腫は、臭わないことが特徴です。
🌱 見た目の違い (図2)
粉瘤は、皮膚と連続しており、細菌が侵入すると赤く腫れることがあります。
一方、脂肪腫は、赤く腫れることは滅多にありません。
🌱 切って取り出せば、明確!
手術で取り出すと、全くの別物であることが分かります。
粉瘤は白っぽいカス、脂肪腫は黄色でツルってした感じです。